市民結集に向けて!
『鎌倉世界遺産登録推進協議会』設立総会開催
2006 年7 月24
日(月)、鎌倉商工会議所地下ホールにおいて、「鎌倉世界遺産登録推進協議会(以下「推進協議会」)」の設立総会が開催されました。鎌倉は中世、源頼朝がこの地に幕府を開き、日本における武家政権発祥の地となりました。
奈良、京都に並ぶ日本の古都三都の一つとして、また、鎌倉時代以来700
年近く続いた武家社会の原型を現代に伝える貴重な歴史遺産を残す都市として、 1992
年、国は世界遺産条約に基づき登録予定候補物件(暫定リスト)に、「古都鎌倉の寺院・神社ほか」と記載し、ユネスコの「世界遺産委員会」へ提出しました。
以来、「鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会」などの諸団体が、市民の立場から登録推進活動を進めてきました。
また鎌倉市では、山稜部の学術調査などに取り組むとともに、学識者で構成する「鎌倉市歴史遺産検討委員会」を設置し、学術的な検討を重ねてきました。2004
年5
月には、同委員会から鎌倉の世界遺産登録に向けた考え方が「武家の古都・鎌倉」としてまとめられ、中間報告書が提出されました。推進協議会が設立されたのは、こうした登録活動の実績が積み上がってきたこと、
それにもかかわらず市民への広報や協働の取り組みが充分成されていない、という認識のもと、鎌倉市をあげて登録のための活動を行っていこうと考えられたからです。
2005
年11
月には諸団体により構成された「鎌倉の世界遺産登録に関する市民の準備会」が検討を重ね、市民不在の世界遺産登録にならないよう、早期に推進協議会を設立する旨の提言をまとめました。その提言により、市内の様々な団体に参加を呼びかけ、
この日に設立総会が行われることになった次第です。
65
団体124 名が集まった設立総会では、呼びかけ人8 人の紹介、準備会の代表である山内静夫・(社) 鎌倉同人会会長並びに石渡徳ー・鎌倉市長の挨拶(2P)
のあと、座長として、久保田雅彦・鎌倉商工会議所名誉会頭が紹介され、議事が進められました。設立趣意書(3P)
の採択、会則の制定、活動の進め方(基本的な考え方)が確認されました。その後、久保田座長から、会長として、養老孟司・東京大学名誉教授を推す提案があり、大きな拍手により選出され、就任挨拶(2P)
が行われました。ここからは養老会長が座長となり、副会長、理事、幹事が選任(3P)
され、紹介されました。設立総会の結びは、吉田茂穗・鶴岡八幡宮宮司の挨拶でしめくくられました。
総会終了後、養老会長、副会長等の皆さんは記者会見に臨み、会場では続いて五味文彦・放送大学教授による記念講演(4.5P
に講演要約を掲載)が行われ、世界遺産登録への理解を深めつつ、記念すべき設立総会の幕を閉じました。
「大変なほどやりがいがある」
鎌倉世界遺産登録推進協議会会長 養老 孟司
本日、鎌倉世界遺産登録推進協議会が発足し、鎌倉の 世界遺産登録に向けて、市民と行政との強力な取り組みが始まりました。
鎌倉のように、生きているまちで歴史的遺産を保存するということは、ご存知のように現在の生活に抵触する部分もあります。
私は、世界自然遺産を目指している「鹿児島・琉球諸島」の取組みにも関わっていますが、実は自然系では、もっと厳しい面があります。例えば、屋久島は、世界自然遺産に登録されたことにより開発行為など様々な制限がかかっています。
鎌倉は戦争中、爆撃がされませんでした。仕事で日本中をまわる機会がありますが、戦争で古いものが壊されたまちというのは、必ずしもきれいではないのです。鎌倉は歴史的遺産が、たまたま爆撃されなかったことで残っています。それらをどうやって後世に残していくのかと、
それが大袈裟に言えば使命ではないかと思っています。
世界遺産登録を契機に、一般の市民の方がいろいろなことに関心をお持ちになる、そのことが大切なことと思います。
こういうことは、やることが大切です。やるか、やらないかということを秤にかけるならば、
やる方が多分大変なんだろうと、大変な方を選んだ方が、自分のためにもなります。このまちは何らかのはっきりとした目標を掲げて動くということをしてこないまちであったように思います。私個人の問題だけではなく、抽象的なことでなく具体的なことでやってみるということは、
いろいろ勉強になるのではないでしょうか。世界遺産登録への道筋が不透明という声もありますが、不透明なほど面白いと思っています。
私はそうしたことから、会長をお引き受けしました。今後ともどうぞよろしくお願いします。(設立総会会長挨拶より抜粋)
「歴史遺産を将来に継承」
鎌倉世界遺産登録推進協議会副会長 鎌 倉 市長 石渡 徳一
鎌倉世界遺産登録推進協議会 設立総会の開催にあたりまして、市長として、また、この推進協議会の呼び掛け人の一人としてごあいさつさせていただきます。
鎌倉は、「武家の古都・鎌倉」というコンセプトで世界遺産登録に向けた準備を進めておりますが、私は鎌倉の世界遺産登録を目指す上で、大きく二つの意義があると考えています。
一つ目は、鎌倉の貴重な歴史的遺産を、確実に将来に継承していくということです。
現代日本まで引き継がれる「武家の文化」を生み育てた鎌倉、そして、そのことを象徴的に示す多くの歴史的遺産を今に伝える鎌倉を、世界全体の財産としてきちんと保全し、
未来後世の人々に大切に伝えていくということは、鎌倉市民として現代に生きる我々の使命ではないかと思っています。
そして、文化財や社寺など歴史的なものを大事にしていくこと、我がまちの誇りと感じていくこと、こうした気持ちが世界遺産登録を通じて大きく育まれることが何よりも大切なことではないでしょうか。
二つ目は、世界遺産登録は「まちづくりの運動」に繋がるものであるということです。多くの歴史的遺産が点在する鎌倉は、また、多くの市民がお住まいになり生活をする都市です。
世界遺産登録の要件とされている「バッファゾーンの確保」という課題などは、まさにまちづくりの視点からの取り組みを必要とするものであり、
そうしたことから世界遺産登録推進は「まちづくりの運動」ではないかと考えるものです。
世界遺産登録は、決してゴールではなく、未来後世に鎌倉を継承していくための一つの通過点であります。
今、鎌倉の世界遺産登録に向けた本当の意味での取り組みが始まるものであり、是非、皆様とともに、本推進協議会の活動を一歩一歩確実に、また、活発に進めてまいりたいと思います。
(設立総会市長挨拶より抜粋)
鎌倉世界遺産登録推進協議会設立趣意書
平成18 年7 月24 日
鎌倉は、中世から近世まで続く武家政権の発祥の地として、日本国の歴史の中で極めて重要な役割を果たした地です。
源頼朝のもとに集った武士たちは、鎌倉の地に武家の都を築き、武家が統治する新しい時代を切り拓くとともに、自己を律し、誇り高く、信仰の厚い、敵をも味方とともに供養するという精神や文化を生み育みました。
鎌倉で生まれ育まれた武家の文化は、全国各地に広まり日本文化の新たな発展を導くとともに、その後の日本人の精神や文化のよりどころとして、現代まで受け継がれています。日本の歴史や文化に大きな影響を与えた武家、
彼らの果たした役割を理解する上で鎌倉に残る多くの歴史的遺産は大変重要であり、不可欠のものといえます。
この鎌倉の歴史的遺産の価値が、日本のみならず、あまねく世界の貴重な財産として多くの人々に理解され、大切に保全され、未来後世の人々にきちんと継承されていくことが、世界文化遺産への登録の目的です。
鎌倉では、これまで郷土を愛する多くの先人達により、歴史的遺産や周辺の自然環境を守る努力が積み重ねられてきました。
こうして受け継がれた貴重な歴史的遺産を次世代に確実に引き継ぐことが現代に生きる我々の使命であります。
また、市民の生活の場と歴史的遺産が共存する鎌倉らしいまちづくりを実現していくためにも、市民、事業者、
行政など多くの人々が貴重な歴史的遺産の価値を改めて認識し、文化財や社寺など歴史的なものを大切にしていこうとする気持ちを高めていくことが重要です。
世界文化遺産への登録は、未来後世に鎌倉を継承していくための一つの通過点です。
今、鎌倉が目指す世界文化遺産への登録について、多くの人々が理解を深め、その取り組みを一体となって進めていくことが求められています。
世界遺産登録の真の意義を達成していくことを目的として「鎌倉世界遺産登録推進協議会」を設立するものです。
鎌倉世界遺産登録推進協議会役員名簿
会 長 養老 孟司 東京大学名誉教授
副会長 上野 豊 ( 財)鎌倉風致保存会理事長
大嶋 文夫 (
福)鎌倉市社会福祉協議会会長
久保田 雅彦 鎌倉商工会議所名誉会頭
山内 静夫 ( 社)鎌倉同人会会長
中島 宣夫 (
社)鎌倉市観光協会会長
吉田 茂穗 鶴岡八幡宮宮司
石渡 徳一 鎌倉市長
理 事 秋元 昭八
鎌倉市自治町内会総連合会会長
小嶋 光儀 鎌倉市商店街連合会会長
早乙女 貢 鎌倉ペンクラブ会長
菅原 義久
鎌倉市仏教会副会長
仲田 昌弘 鎌倉市仏教会会長
野畑 百合
鎌倉市文化協会理事長
服部 全志 (社)鎌倉青年会議所理事長
福澤 健次
鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会事務局長
星野 椿 鎌倉虚子立子記念館代表
熊代 徳彦 鎌倉市教育委員会教育長
◎
広報部会 部会長
内海 恒雄 鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会
推進委員
◎ 登録推進事業部会 部会長
松岡 英男 鎌倉旅館組合会長
監 事 角田 勝 鎌倉市民生委員児童委員協議会会長
設立総会記念講演 鎌倉の歴史的遺産の価値について
放送大学教授五味文彦さん
「鎌倉世界遺産登録推進協議会」設立総会において、鎌倉市歴史遺産検討委員会副委員長である放送大学教授 五味文彦さんによる記念講演が行なわれました。 『鎌倉の歴史的遺産の価値について』というテーマで三つの視点からお話が進められました。(以下要旨)
《歴史遺産に関する研究・評価》
鎌倉幕府の研究、市史の編纂、中世都市としての鎌倉の研究と考古学による発掘調査及び研究が基本となる。1992
年に日本政府により世界遺産の暫定リストへ登録されたが、当初は独自性をだすため「中世の城塞都市・鎌倉」として検討された。
その後2001
年に『「古都鎌倉」をとりまく山稜部の調査』(県教育委員会、市教育委員会、(財)かながわ考古学財団編)並びに『切通周辺詳細分布調査報告書』( 市教育委員会編)
により重要な成果が報告された。その結果、鎌倉の防御施設とされたものに対して、しだいに疑問点がでてきた。鎌倉を城塞都市として評価するのが難しくなってきたが、コンセプトとしても鎌倉の文化、特色を捉えるのに適しているのかどうかという大きな問題も浮上してきた。
そうしたことから見直しを図る必要がでてきて、鎌倉の文化を系統的に捉え直し、景観との関係で位置づける作業を始めた。
世界遺産登録の対象になるのは遺跡や寺社等のモニュメントである。そこで自然風土や景観の観点から鎌倉の文化を眺めた七つの視点で分類してみた。
(1)[山の文化を背景とした坂の文化] 鎌倉は三方を 山で囲まれており、軍事・交通上の機能のために 切通が造られた。それらは境界をなして鎌倉の都 市構造に大きな特色を与え、商業施設が生まれた りもした。
(2)[谷の文化] 鎌倉の都市発展は谷戸の開発と共に
ある。まず東国武士の谷に根拠地を求める住み方 が持ち込まれ、13 世紀後半からは大陸からの技術 と、禅宗の思想から大規模な開発がなされて、諸 寺院や武家の館、やぐらと呼ばれる横穴式の墳墓 堂が造られた。
(3)[丘の文化] 鶴岡八幡宮、荏柄天神社等にみられ る丘陵部に鎮座する社寺を中心とした文化である。
(4)[平地の文化] 鎌倉を都市として成長させた文化 である。南北の若宮大路、東西の六浦道が整えられ、 町として整備された。
(5)[ 浜の文化] 鎌倉に大きな特徴を刻み込んだ文化 で、特に葬送の場として穢れを浄化する機能を帯 びていた。
(6)[海の文化]
今も港湾施設である和賀江島が残っ ている。各地からの年貢、京からの文物、大陸か らの物資及び情報や観念が入ってきた。
(7)[周辺の地の文化] 鎌倉の文化風土を理解するう えで欠かせることができない。
鎌倉のもう一つの 港湾であり北条一門の金沢氏の拠点である六浦、 聖地である江ノ島、一遍が布教活動をした片瀬浜、 鎌倉と各地を結ぶ鎌倉道(街道)などである。
これらが有機的に結びつき、一つの宇宙を形成しているところに鎌倉の文化風土の大きな特徴がある。
そのため鎌倉の世界遺産は文化全体を通して登録する必要がある。そこで改めて鎌倉の歴史的変遷を考えるべきである。
すなわち鎌倉は武士自らの政権で自然に即した都市構造を持ち、仏教等の信仰を育みながら武家政権の基礎を築いた都市である。
それらがあってその後の武家の古都として各時代の支配者に保護され続けたのである。これらの点を踏まえて「武家の古都・鎌倉」というコンセプトが採用されるに至った。鎌倉の遺産の評価としては切通等の景観、寺社等の文化財、遺跡における遺物と遺構が挙げられる。
市民に広く知ってもらうために咋年は「永福寺」、今年は「中世都市鎌倉と極楽寺」のシンポジウムを開催する。
《歴史遺産の保護と整備》
江戸幕府は鎌倉を武家の古都として保護した。そのため城下町等の近世都市に改変されずに中世の姿を現代まで保つことができた。1966
年には開発から鎌倉の文化風土を守り、保存しようという市民運動が結実して「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」、通称「古都保存法」が制定された。鎌倉の文化遺産を保存保護の視点から考え、この時の精神を大事にしなくてはならない。
しかしながらそれに安住していては保護、保存は成し遂げられない。1964
年には東京オリンピックの名のもとにヨットハーバーを造るため江ノ島の国の名勝指定が取り消された例がある。積極的に保存する手段を講じるためにも世界遺産の登録による保護と整備が極めて重要となる。
さらに、世界遺産として直接登録される対象のコア(核心地域)になる部分と、そのコアの環境、景観を守るためのバッファゾーン(緩衝地帯)の設定という課題がある。コアは古都保存法や国指定史跡で守られている地域を包括的に設定することがふさわしいと考えられる。
部分だけの設定では意味が失われるように思われる。バッファゾーンは国指定史跡との関連で考えるのが妥当であろう。コアに指定できない幕府跡などは周辺の史跡との関連で網をかけておくことが重要だ。
世界遺産に登録するには国の保護が必要条件であるため、
コアに設定する地域の国指定史跡の新規指定、追加指定という拡大化が必要となり、また同時にその史跡の保存整備の推進も重要になる。大きな課題として今後の鎌倉の文化財保護の体制をどう進めるのかを考えなくてはならない。
これを契機に鎌倉文化を再認識するべきである。
鎌倉の歴史や文化財・遺物について真に知りたい人、総合的に調べたい人はどこで何を調べればよいのか、鎌倉国宝館、鎌倉考古学研究所、市教育委員会文化財課あるいは市販の書物などはあるが、組織的に調査研究を行ない、その成果を展示する機関が存在しないのが現状である。
そのためには鎌倉についての総合的調査研究を充実させ、さらに発掘された遺物をきちんと整理して研究者にその情報を提供でき、それらの価値を組織的に研究する博物館が必要である。そうした研究機関を作り、体制を整えなければせっかくの世界遺産も名ばかりとなってしまう。
《歴史遺産の継承と利用》(まとめにかえて)
鎌倉の世界遺産登録を推進するには住民・行政・研究者が一体となって取り組まなくてはならない。平泉は岩手県、関係市町の行政の協力と中尊寺、毛越寺などのバックアップを得ている。
そして住民の協力と活動により登録に向けてゴーサインが出た。鎌倉の場合、市民運動の蓄積があるので、さらに運動を広げ、次世代の担い手の参加も含んだ質的向上も必要である。
Watch! the 世界遺産
JR
鎌倉駅では、世界遺産登録のコンセプト、「武家の古都・鎌倉」を横断幕にして世界遺産登録をPR。
鎌倉市民も観光客も、思わず見入って 「ヤッパリ古都だネエ・・・」。
あなたの身近な世界遺産登録を意識したワンショットを送ってください!これこそ古都鎌倉だ!と思う風景でも
OK。自由な発想の1 枚をお待ちしています。送り先は事務局(表紙)へ。メール、郵送、どちらでも結構です。
News! the 世界遺産
登録推進事業部会第1 回開催!
推進協議会には、この会報を担当している「広報部会」と「登録推進事業部会」があります。9 月20 日(火)午後1 時30
分から、市役所講堂で登録推進事業部会が初の会合を持ちました。松岡英男部会長はじめ20 名の部会員が集まって、事業の進め方と、共催事業の取り組みの2
点について、活発な論議が交わされました。事業の進め方については、事業プランの作成及び実施は部会が行っていくこと、 共催事業については、「取り組みの基本方針」を策定し、積極的に取り組んでいくことが確認されました。また、
下記に紹介している「武家の古都・鎌倉」連続シンポジウムを「鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会」と共催していくことを決定し、参加団体への広報等で協力していくこととしました。次回は10
月中旬の予定です。
Event! the 世界遺産
武家の古都 鎌倉・連続シンポジウム16 《
鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会と当推進協議会の共催企画》
鎌倉における仏教寺院 〜人々の暮らしと鎌倉仏教〜
とき 10 月28
日(土) 午後1 時30 分〜 4 時30 分(1
時開場) ところ 建長寺 応供堂(おうぐどう)
● 基調講演『仏教寺院の昔と今』 高井正俊さん(臨済宗建長寺派宗務総長 鎌倉学園理事長)
● シンポジウム『現代鎌倉における仏教寺院と活動』 コーディネーター:福澤健次さん(同会事務局長)
パネリスト:高井正俊さん 服部全志さん(鎌倉青年会議所理事長 青蓮寺副住職) 玉林美男さん(鎌倉市学芸員)
参加費/
1000 円 会員800 円 学生500 円 定員/ 150 名
申込/往復はがきに住所・氏名・電話番号を記入して、10 月20
日までに下記にお送りください。(当日消印有効)
宛先・問合せ先/ 〒248‐0012 鎌倉市御成町9-1 鎌倉風致保存会 内
鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会 Tel
0467-23-6621 Fax. 0467-23-6631
鎌倉国宝館 特別展 武家の古都・鎌倉
〜世界遺産登録に向けて〜 《文化庁後援》
とき 10 月20 日(金)〜 11 月26 日(日)※月曜休舘 時間 午前9 時〜午後4 時30
分(入館4 時まで)
● 国宝:北条実時像 北条顕時像 金沢貞顕像 金沢貞将像(以上 称名寺)
籬菊螺鈿蒔絵硯箱 朱漆弓 黒漆矢 太刀
銘「正恒」(拵)(刀身)(以上 鶴岡八幡宮)
● 東京国立博物館より出展:伝源頼朝坐像(重要文化財) 前九年合戦絵巻 全55
点 ※展示替えあり
観覧料/一般500 円 小中学生200 円 ※鎌倉市内の小中学生と満65
歳以上の方は無料。校章、福寿手帳等を提示。
問合せ先/ 〒248‐0005 鎌倉市雪ノ下2-1-1 鎌倉国宝館(鶴岡八幡宮 境内) Tel
0467-22-0753
世界遺産登録を目指す「武家の古都・鎌倉」 ポスターを県内中学生から募集・展示
ポスター展と講演「鎌倉・武士の町のなりたち」
● ポスター展 とき 11
月1 日(水)〜 5 日(日)午前9 時〜午後5 時 ところ 鎌倉生涯学習センターギャラリー
● ポスター展入賞者表彰式と講演 とき 11 月5
日(日) ところ 鎌倉生涯学習センターホール
◎ 民俗芸能「チャッキラコ」 午後1 時〜 ◎ ポスター展入賞者表彰式 午後1 時40
分〜
◎ 講演『鎌倉・武士の町のなりたち』 三浦勝男さん(鎌倉国宝館館長) 午後3 時〜 4
時
※いずれも入場無料 講演会は電話、ファックス、Eメールで下記・市世界遺産登録推進担当へ事前にお申し込みください。
問合せ先/世界遺産登録推進担当 Tel
.0467-23-3000 Fax .0467-23-8700 E-mail: sekaiisan@city.kamakura.kanagawa.jp
編集後記
鎌倉の世界遺産登録をめざす運動は、市民と行政が一体となって進めているところが大きな特色です。その具体化が推進協議会であり、その広報活動を担うのが本紙です。参加67
団体の中から14 名の広報部会員が積極的に加わってくださり、本誌の編集には9 名の方が携っています。本号は設立総会の内容をお知らせするとともに、本会の2
部会のひとつの「登録推進事業部会の動き」など世界遺産関連のニュースも紹介しています。次号からは、鎌倉の世界遺産関連のシリーズ的に連載できるようなものと、活動状況等のニュース的なものを柱にして編集していく方針ですので、皆様のご協力をお願いします。<広報部会部会長 内海恒雄>