「めざせ、世界遺産登録!」神奈川県、横浜市、
鎌倉市、逗子市の4県市による推進会議を開催
7月27日(金)、鎌倉市役所で「神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市世界遺産登録推進会議」が開催されました。松沢成文神奈川県知事、中田宏横浜市長、平井竜一逗子市長、石渡徳ー鎌倉市長と4自治体の教育長が集まって、
「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録に向けて協力連携して取り組むため「武家の古都・鎌倉の世界遺産登録推進に関する協定」を締結しました。横浜市域にある「称名寺」や「朝夷奈切通」、
さらに逗子市域にある「名越切通」「和賀江嶋」は欠くことができない重要な候補遺産となるものです。平成22年の登録をめざして、今後の緊密な協力体制が期待されます。
松沢県知事と推進協議会関係者が懇談
7月23日(月)、移動知事室の一環として、松沢成文神奈川県知事が鎌倉市役所を訪れ、推進協議会副会長の石渡徳ー市長、理事の熊代徳彦教育委員会教育長、奴田不二夫登録推進事業部会長、内海恒雄広報部会長などと懇談しました。
松沢県知事と石渡市長のご挨拶の後、懇談に入り、推進協議会側から、会ができるまでの経過や、事業内容として写真・美術コンクール、シンボルマークの公募、「武家の古都・鎌倉」塾の開催、会報や「武家の古都・鎌倉」MAPの発行等について報告し、
今後予定している事業計画についての説明を行いました。
そして「武家の古都・鎌倉」のコンセプトは、鎌倉時代の鎌倉の範囲として、鎌倉市だけでなく、逗子市や横浜市の一部を含んでおり、登録候補地だけでなく、その周辺のバッファゾーンも含めて、鎌倉市・逗子市における古都保存法の拡大や、
特別緑地の保全等が必要であることをお話ししました。
また横浜や鎌倉、逗子は世界遺産登録を契機に国際観光都市としてさらに発展する必要があり、登録候補地とその周辺の整備は緊急課題であること、世界から訪れるたくさんの人々や後世の人々にも誇れる古都鎌倉のまちづくりの原点として、世界遺産登録を考えたいということも話し合われました。
さらに、世界遺産登録は鎌倉市だけのことではなく、横浜市、逗子市と神奈川県の連携が不可欠であり、神奈川県民全体にますますご理解とご協力をいただけるよう、県知事にお願いしました。
これに対して県知事は、4県市による推進会議での締結により、さらに緊密な連携が図れるだろうという見通しを述べられ、今後もより一層登録推進活動を進めていくことが確認されました。
鎌倉世界遺産登録推進協議会ホームページ完成!
http://www.shonan-it.org/KWH-kyogikai/
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『武家の古都・鎌倉』塾
開講記念講演<鎌倉武士の遺したもの>
2007.7.21(土)10:00-12:00鎌倉商工会議所ホール
「世界遺産の意義はかけがえのない古都鎌倉を守ること、
知ってもらうこと」推進協議会理事、鎌倉ペンクラブ会長の
早乙女貢さんの講演が行われました.
2007年7月21日(土)、鎌倉商工会議所ホールで、鎌倉世界遺産登録推進協議会理事・鎌倉ペンクラブ会長で直木賞作家の早乙女貢さんによる「武家の古都・鎌倉塾」開講記念講演会「鎌倉武士の遺したもの」が行われました。
会場には募集定員を上回る聴衆が集まり、世界遺産登録に寄せる市民の関心の広がりを示してくれました。
◎ 講演要旨
講演は鎌倉の世界遺産としての価値を見直そうというもので、早乙女さんはまず「大和・平安で花開いた貴族を発祥とする文化は、奈良・京都・鎌倉で定着した。鎌倉だけが世界遺産に登録されていないというのはおかしい」と現状に触れ、
“文化の伝承”の上からも鎌倉の世界遺産登録が必要だと語りました。鎌倉には世界遺産にふさわしい古い時代のものがないといわれることについては、「ヨーロッパの石の文化に対して日本の場合は木の文化。日本文化を継承してきたことに鎌倉の意味がある。
縄文、弥生から連なる古代文化が鎌倉時代を経て現代につながっていると見ている」と歴史の中で鎌倉を位置づける視点を強調しました。
さらに「天皇に寄生して貢物で食べていた退廃的な貴族政治は中世に至って武家の勃興で崩れ、これにとって代わった武家政治は鎌倉を日本の中心として発展した。今日の鎌倉の持つ文化遺産は日本の近世への大きなエポック・メーキングであり、
鎌倉に興隆した武家の存在が精神文化としても日本を象徴するサムライを誕生させたのはいうまでもない」と述べられ、独自の史観で武家社会の誕生を位置づけられています。
仏教の伝来は、それまでの神道社会を大きく変える大事件でした。「神道と仏教は渾然一体化して、日本人の温和な性格を物語るようになった」と話題は急展開します。そして「鎌倉には神社と仏閣が渾然として存在しており、神社のよさ、仏教のよさによって安心立命が図られた。
これは文化の成熟ぶりを物語るものでもある」と仏教に支えられた古都鎌倉の歴史に触れ
られました。
早乙女さんは武家社会から現代に至る歴史を語りながら、世界遺産への視点を巧みに提示されました。「(世界遺産に登録されると)風致保存上、生活のさまざまな制約が課せられるのではないかと心配する向きもあるが、鎌倉に住む人は鎌倉が鎌倉であることの喜びを知っている。
世界遺産の認定はこの鎌倉の良さを保つという市民の願いと乖離するものではなく、むしろ平和と市の安全保障になるものではないか」。
このような歴史に支えられた鎌倉の世界遺産としての意義はどこにあるのでしょうか。「世界遺産とは自分の国にあるものを、いかに大事に保存していくかを皆で考えることである」として「頼朝はなぜ鎌倉を幕府の拠点としたのか」を思考の原点に据えられています。
「鎌倉幕府は、自然の地形を利用して守りを固めた。山に囲まれ、鎌倉に入る道が少ない。七口が狭い。馬が一頭しか通れない。集団で攻撃されにくい。そこで鎌倉の地形を自然要塞として利用しようとしたのだ。
七口を通って外には出られるが、三方山でその分、海上交通が盛んになった」まさに武家の古都・鎌倉の自然環境が、貴重な世界遺産の価値をもたらしているということなのでしょう。早乙女さんが結語として述べた「かけがえのない古都を『守っていく』『知ってもらう』というのが、
鎌倉の世界遺産登録の意義」との
簡潔で力強いメッセージが心に刻み込まれました。
『武家の古都・鎌倉』塾
第1回講義「武家の政権とまちの構造」
2007.9.1(土)9:30-12:00 鎌倉生涯学習センター
武家政権発祥の地<古都・鎌倉>は、武家独自の王権を示す
都市構造を持った、日本唯一の文化遺産であることが話されました
◎ 開講あいさつ
今、鎌倉は世界遺産登録を進めるために、史跡の発掘調査、保全、国指定の促進などを通じ、中世鎌倉の歴史的、世界的価値を明らかにし、その姿を市民、国民そして世界の人々の目に見えるものにしようと努力していますが、世界の人々に鎌倉の普遍的な価値の認識を深めてもらうためには、
なお大きな知恵と努力が求められています。
そこで、市内70団体の参加する鎌倉世界遺産登録推進協議会では、まず鎌倉の歴史を知ること、そしてそこから学び、且つ伝える先達の養成を目指して「武家の古都・鎌倉塾」を設立しました。幸い短期間に多くの皆さんに応募していただきました。
ここで学んだこととその成果を、自信を持って周りの人々に伝えていただき、世界遺産鎌倉を必ず実現しようではありませんか。
(武家の古都・鎌倉塾実行委員会委員長 柳下実)
◎ 第1回講義要旨
鎌倉塾のはじめにあたって最初にお話しした事は世界遺産登録の意義です。
その第一は平和の問題です。「世界遺産登録は平和への道づくり」とお話ししました。ユネスコ憲章前文には「戦争は人の心の中に生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」との有名な言葉があります。
お互いの風習や生活を知らないことが、しばしば戦争の原因となったということも述べられています。世界中の人びとがお互いの文化を互いに理解しあうことが平和への第一歩であり、世界遺産はそのツールであると考えています。
第二は、鎌倉市にとっては継続して取り組んで
きた「歴史的遺産の保全」にあり、「鎌倉市民憲章」で述べられている「わたくしたちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、責任をもってこれを後世に伝えます。」とある事項の具現化であると位置付けています。
そして近代になって出来上がった鎌倉のまちを古都にふさわしいまちにしていくため、世界遺産登録はまちづくりの明確な指針となるものであると考えています。
次に鎌倉の歴史的遺産の世界的視点に立った遺産の価値について、以下の4つの考え方をお話ししました。あくまで検討途中の段階ですが、
(1) 武家政権の発祥地を示す遺産群。
(2) 日本文化の基調の一つをなす武家文化・禅宗文化の源流を示す遺産群。
(3) 独自の土木的発想で造営された都市遺構群。
(4) 市民運動の成果等により保護が図られた遺産群。
であることです。
続いて、最初のテーマ「武家の政権とまちの構造に沿って、(1)武家政権の発祥地を示す遺産群についてお話ししました。要旨は
1)『太平記』に述べられているように、鎌倉の主である鎌倉殿は日本国王であったと認識されていたこと
2)鎌倉は武家が初めて自ら造った政権都市であり、独自の王権を表す都市の構造をつくり上げていること
3)武家が自ら造った政権都市の遺産は鎌倉しかないこと
です。武家が鎌倉につくり上げた都市の構造は鶴岡八幡宮・法華堂跡・荏柄天神社・永福寺跡等の位置に表されており、それぞれの歴史的遺産がその場所に営まれた歴史的意義があること、海と山に囲まれた鎌倉が、
京都や奈良に代表される中国からもたらされた都城制とは異なる交通路と防御の体制を持っており、独自の都市の構造を形づくっていたこ
とをお話ししました。
(鎌倉市世界遺産登録推進担当 玉林美男)
めざせ!世界遺産登録
あなたも世界遺産登録を進める活動に参加しませんか?
世界遺産への理解を逗子で 逗子鎌倉の中世遺産を考える会
平成15年(2003年)6月、逗子に遺された中世の歴史遺産の価値を確かめ、古都鎌倉と一体となった古都逗子の世界遺産登録を呼びかけようと、逗子鎌倉の市民を中心に会が結成されました。
その年11月の発足記念講演会を皮切りに、翌年3月には神武寺・東昌寺の中世遺産を学ぶ等、年1回の講演会と史跡見学会を開催し、市民に世界遺産への理解を広げる活動をしています。また逗子市や神奈川県、国に、逗子への全市的な古都保存法適用を要望しています。
「発足の呼びかけ人代表は、鎌倉市歴史遺産検討委員会委員長だった大三輪龍彦先生です。推進協議会広報部会長の内海恒雄先生と二人三脚で、市民に広く呼びかけていただき実現しました。
昨年4月の大三輪先生ご講演のあと、ご逝去なさったことは本当に残念ですが、先生のご遺志が一日も早く実現されますよう頑張ってまいります。
どなたでも、ぜひこの会に入って登録推進活動にご参加ください」と、事務局の森淳子さんからの伝言です。
入会希望の方は森淳子さんまでお申し込みください。
貴重な歴史的景観を後世に
(財)鎌倉風致保存会
(財)鎌倉風致保存会(以下保存会)は、鶴岡八幡宮後背の山林「御
谷」(おやつ)の宅地造成計画に反対した市民や文化人の運動がきっかけとなり、昭和39年(1964年)に設立されました。鎌倉の美しい自然や歴史的景観を守る活動を中心とし、
日本最初のナショナルトラスト団体として43年間、緑地の取得、保全・管理や保存建築物の指定等さまざまな活動を展開してきました。
平成10年には時代に即した保存会活動のあり方を研究する「鎌倉風致保存会活動方針等研究委員会」が設置され、今後「鎌倉の世界遺産登録」に向け取組んでいくことが活動目的にも叶うとして確認されました。
現在、保存会は「鎌倉の世界遺産登録をめざす市民の会」と共催で「鎌倉歴史見学会」を開催したり、推進協議会や、市が主催する国指定史跡保存管理計画策定委員会などに参加・協力しています。
また、国指定史跡地や緑地の保全・管理作業(下草刈り・樹木伐採等)を行ない、市内に遺された自然と一体となった貴重な歴史的景観を後世に伝える活動を実施しています。事務局長の小金丸良さんは「こうした活動を支えているのは、市民であり保存会会員の皆さんです。
会員数の増加は保存会の基盤強化となり、そのことが鎌倉の世界遺産登録への力となります。一人でも多くの方が会員になっていただけることを切望しています」と話されていました。
入会希望の方は保存会事
務局 電話0467-23-6621までお申し込みください。
「古都鎌倉の世界遺産登録』ってなに?
第4回 武家の古都・鎌倉の特徴は?【後編】
鎌倉の北条氏に関わる寺院や館跡の配置には、奈良・京都とは異なる特徴がみられます。
鎌倉への出入り口であった切通周辺には、北条氏によって建てられた寺院や館跡があります。大仏切通の外側にあたる北条氏常盤亭跡や亀ヶ谷坂の内側にある浄光明寺、巨福呂坂の外にある円覚寺や建長寺、極楽寺口に位置する極楽寺や仏法寺跡などです。
これらの寺院や館は、普段は信仰の場や地域支配
の拠点として存在していました。しかし、有事の際には軍事拠点となることも想定して交通の要衝に建てられたと考えられており、実際に仏法寺付近は新田義貞の鎌倉攻めの際に戦場となりました。
このように「武家の古都・鎌倉」の北条氏に関わる寺院や館の分布には、奈良や京都の古代からある寺院の配置とは異なる、都市防衛の意図が読み取れるのです。
News! the 世界遺産
内海恒雄さん講演「古都逗子・古都鎌倉の世界遺産登録」
逗子市内の候補遺産とまちづくりへの理解を深める
8月26日(日)、逗子文化プラザさざなみホールで、逗子鎌倉の中世遺産を考える会主催の講演会が、内海恒雄さん(同会副代表・推進協議会理事兼広報部会長)を講師として開催されました。以下はその要旨です。
日本政府は、ユネスコの世界遺産の文化遺産の暫定目録に、『古都鎌倉の寺院・神社ほか』を提出していますが、この「古都鎌倉」というのは、鎌倉時代の範囲でいえば、
『吾妻鏡』の記述により、東は六浦(横浜市金沢区)、南は小坪(逗子市)、西は片瀬川(藤沢市)、北は山内辺が境で、鎌倉の周囲で行われた“七瀬の祓”には田越川(逗子市)や森戸(葉山町)が入っており、
古代(鎌倉郡沼浜郷=逗子葉山辺)から中世も、逗子と鎌倉は一体とみなされていたようです。
《古都保存法》によれば、現在古都と呼べるのは、奈良市と京都市以外には、鎌倉市と逗子市(平成12年適用)
だけですから、「古都鎌倉」と同じように「古都逗子」と呼ぶべきなのです。
現在、「古都鎌倉」の世界遺産候補地と考えられている「名越切通」は核心部分が逗子市にありますが、その中心に家が建ち、周辺の宅造も進みつつあります。「和賀江嶋」も逗子市に含まれる部分がありますが、
これらの周辺のバッファーゾーンも含めて、鎌倉市だけでなく逗子市の部分も守られなくては、世界遺産登録は実現しません。「古都鎌倉」の世界遺産登録というのは、鎌倉と逗子の共通の課題なのです。
逗子市にも鎌倉市同様の《古都保存法》の拡大や特別緑地の保全等を早急に図る必要があります。
このほかにも逗子の歴史遺産には、鎌倉の精神的な拠り所となるものが多く、神武寺・岩殿寺・伝源義朝沼浜亭・小坪坂(口)・飯島・三浦胤義遺孤の碑・田越河原・六代御前の墓・法性寺・住吉城・延命寺等について触れましたが、
これらを生かした歴史公園や景観を守るまちづくりを進めるのが急務です。
幸い景観法に基づく景観条例は、鎌倉市も逗子市も市民の力により施行できる状況にあります。《古都保存法》のめざす「歴史的風土を守り、次の世代へ」というのは、「古都逗子」も「古都鎌倉」も同じです。世界遺産登録は、歴史遺産を生かしたまちづくりの出発点に他なりません。
〜登録推進協議会 参加団体アンケートから〜
世界遺産に関するイベントや勉強会、続々開催!
推進協議会では、登録に向けての協議参加団体の活動の現状を把握して、世界遺産の考えが市民の間にどこまで浸透しているのかを知り、今後の活動に生かしていこうとアンケート調査を実施しました。
70団体中45の団体、学校等から回答が寄せられ、世界遺産登録への市民の関心の高まりを物語ってくれました。
回答では、45団体中36 団体が何らかの活動を「実施している」、12団体が「検討している」、8団体が「今後検討したい」、「その他」は4団体(重複して回答している団体もあります)で、世界遺産に向けての理念が広がりを示しています。
鎌倉市観光協会では恒例の鎌倉まつりパレードで、世界遺産登録の横断幕などを披露しました。江ノ島電鉄では車内の中吊広告や窓上ポスターの掲示等、全面協力で
応援しています。県立高校では世界遺産候補地での草刈り、清掃等ボランティア活動や候補遺産の勉強等を継続的に実施しています。またNPO法人かまくら緑の会は、「若宮大路グリーン・クリーン運動」として樹木点検・街路整備などに取り組んでいます。
さらに、世界遺産登録推進に向けての中学生作文コンクールの実施(鎌倉市青少年指導員連絡協議会)、鎌倉の旧町名復活運動(鎌倉ペンクラブ)等、意欲的な検討課題も寄せられました。
実施されている活動については、「武家の古都・鎌倉」ニュース等で具体的に紹介していきます。推進協議会では、アンケートをきっかけに広く市民全体に世界遺産登録推進活動の理念が広がっていってほしいと願っています。
Event! the 世界遺産
「鎌倉彫をめぐるあれこれ」〜鎌倉彫を世界遺産に?〜
伝統工芸鎌倉彫が生まれた背景には、文化遺産である多くの神社仏閣や文化財があります。伝統鎌倉彫について歴史的、文化的な観点からさらに認識を深め、鎌倉の世界遺産登録への理解を深めていただく講演会を開催します。
とき 2007年11月23日(金)15時〜17時 ところ 鎌倉・御成小学校体育館(鎌倉駅西口/中央図書館手前)
講師/三浦勝男さん(鎌倉国宝館館長) 岩下英夫さん(元神奈川県工芸指導所鎌倉支所長) 参加無料
主催/伝統鎌倉彫事業協同組合 鎌倉世界遺産登録推進協議会 後援/鎌倉市
問合せ先/伝統鎌倉彫事業協同組合(鎌倉彫工芸館内) Tel 0467-23-0154 (平日10時〜17時)
締切迫る !Dash!鎌倉世界遺産登録推進協議会 シンボルマーク募集
世界遺産登録を目指して活動する鎌倉世界遺産登録推進協議会のシンボルマークを、広く世界の皆様から募集します。なお採用させていただいた作品は印刷物、広告、その他啓発用のグッズとして活用させていただく予定です。
主催:鎌倉世界遺産登録推進協議会
募集期間:10 月31 日まで(当日消印有効)
●「武家の古都・鎌倉」又はBUKE NO
KOTO KAMAKURA という文字を入れて…
●9cm×9cmサイズで創ってください。
詳しくは事務局までお問い合わせください。
第二回鎌倉芸術祭開催記念 作家 早乙女貢 世界遺産を歩く 〜絵と写真展〜
推進協議会理事でもある作家・早乙女貢さんは、ペンクラブの活動で世界中に赴き、世界遺産を訪ねています。
鎌倉の世界遺産登録を願って、文部大臣賞等を授賞されている絵の数々と、写真を展示します。
とき 2007年11月12日(月)〜17日(土) 10時〜17時 ところ 鎌倉駅東口・カトレヤギャラリー
観覧無料 問合せ先/カトレヤギャラリー Tel 0467-23-2530 主催 / NPO かまくら緑の会
Watch! the 世界遺産
8月16日から 1ヶ月間、藤沢の喫茶店で鎌倉在住の高木治恵さんの写真展「中近東の世界遺産に見る破壊と再生」が開催されました。
元特派員のご主人高木規矩郎さんと歩いた大地震や紛争地などで危機に瀕している遺産の現状を示すものです。高木さんは「鎌倉の世界遺産登録推進にあたって、何かのメッセージになってくれれば」と言っています。
市民文化祭で世界遺産
候補とされる24遺産を
テーマにした絵と写真のコンクールがあり、10月4日、その表彰式が鎌倉芸術館で行われました。38点の力作の中から選ばれた6人の方々です。
左から写真部門/益田操さん、徳植功さん、片岡修さん、美術部門/塚越日南さん、松岡セツ子さん、本田信子さん。おめでとうございます。
編集後記
第5号はまず「神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市 世界遺産登録推進会議」の開催を取り上げました。これで強力な推進体制ができ、登録実現のレールが敷かれました。
それに先立ち、移動知事室で、松沢県知事と石渡市長をはじめとする協議会の関係者が懇談し、世界遺産登録の現状や課題について話し合えたことは、登録推進に向けて大きく前進したように思いました。
推進協議会の事業も順調に進められていますが、「武家の古都・鎌倉」塾は早乙女貢さんの記念講演から応募者が増え、5回に及ぶ講義と現地講義のスタートが切られました。鎌倉から世界遺産学を発信し、一人でも多くの鎌倉の世界遺産についての「語りべ」を増やしていきたいものです。
協議会の参加団体に、登録推進活動についてのアンケートをお願いしましたが、半数の団体が活動をすでに実施しており、今後検討している団体を含めると3分の2くらいになり、世界遺産登録への市民の皆様の積極的な参加がわかり、心強い限りです。
具体的な内容や今後登録推進活動を行ったときは、このニュースでできる限り紹介していきますので、ご連絡をよろしくお願いいたします。<広報部会長 内海恒雄>